年少 自然活動1年間のまとめ
2026.3.31.Tue
年少組 自然ふれあい遊び
東京すくわくプログラムとして、1年を通して自然と触れ合う活動をしてきました。

・近隣の公園へ行き、自然に触れたり、季節の変化を感じたりする。
・自然物に触れ、遊ぶ中で気づいたことや分かったことを言葉や絵で表現する。
・生物や植物を観察したり、さらに自分たちで調べたりすることで、考えを深めていく。
・野菜の収穫、実食体験
6月 朝顔の栽培・観察
7月 カブとナスの収穫・写生
8月 スイカの写生と実食・トウモロコシの写生と実食・ネイチャーゲーム(花畑公園)
10月 どんぐり拾い→どんぐりを使ったリースづくり 芋の収穫・写生
11月 花畑公園散策・ビオトープ公園散策
12月 みかんの観察、収穫と実食
1月・2月 園庭の自然物の観察・ICTを活用した活動
3月 1年間のまとめ 発表してみよう

1年間の活動を振り返って
- 視覚の共有が生んだ「対話の質の変化」
これまでの自然観察では、
保育者が「ここを見てごらん」と個別に声を掛けて回る形が中心でしたが、
電子黒板と書画カメラを活用したことで、
クラス全員が「同じ瞬間に、同じものを見つめる」という体験ができました。
共通の大きな映像があることで、
3歳児でも「これ、迷路みたい!」「あ、毛が生えてる!」といった発見を言葉にしやすく、
それに応える形で周囲の子どもたちが「本当だ!」と共感する、
子ども同士の対話が増えたことに驚きました。
- 「本物」への興味を増幅させるICTの役割
ICT機器を使うことで実物への興味が薄れるのではないかという懸念もありましたが、
実際には逆の結果となりました。
画面で細部を大きく見た後に、子どもたちは「自分の手元にある本物」をより熱心に、
指先でなぞったり匂いを嗅いだりして確認し始めました。
デジタルで視覚を拡張したことが、結果として「触りたい」「確かめたい」「触りたい」という意欲を
より強く引き出すことができたと思います。
- 個々の「気づき」を価値づける環境構成
書画カメラに映し出す素材を、保育者が用意したものだけでなく
「子どもたちが園庭で見つけてきたもの」にしたことで、
子どもたちの主体性が高まりました。
自分が拾った葉っぱが大きな画面に映し出され、
みんなから「すごいね」と言われる経験は、
3歳児にとって大きな自信(自己肯定感)に繋がっていました。
「一人ひとりの発見をクラス全体の学びに変える」ためのツールとして、
電子黒板が非常に有効であることを再認識しました。
- 季節を通した「変化」への感性
6月の朝顔から始まり、冬の枯れ葉の観察までを継続したことで、
子どもたちの観察眼が養われていく過程を実感しました。
1年間の記録を電子黒板で振り返った際、
初めは「大きい・小さい」しか言わなかった子どもたちが、
3月には「前は緑だったのに、今は茶色だね」などと
時間の経過による変化(移ろい)に気づくようになりました。
自然体験とICTによる記録の蓄積が、
子どもたちの探究心の基礎を育んでいると感じました。
これからも一人一人の個性が伸びる経験を
たくさんできるような活動に取り組んでいきます。
2026.03.31




