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私のオススメ絵本・大好きな絵本 vol.4

2020.6. 4 Tue

スイミーは沢山の方がご存知のお話だと思います。

スイミーは黒くて小さな魚。

小さな魚の群れの中に入る事で、

目になる役割を果たし大きな魚の形となって、

敵の大きな魚を追い払うという

みんなそれぞれが持ち場をもって

力を合わせて大きなことを成し遂げる素敵なお話だと思っていました。

今までは。。。

 

ある時、「スイミー」の絵本作者の一番伝えたいこと。。。

というのを見つけ、興味深く読み進めていきました。

それは、最後の大きな魚を追い払うところというよりも

「スイミーが泳いでいるところ」なのだそうです。

見てみると、確かにスイミーが一匹で泳いでいる場面が7ページにわたって

描かれています。

スイミーは一人ぼっちになって初めて海という世界を自分の目で観察し

海がどんなに面白くどんなに美しい世界かに気付き自分という存在に

気づいていく、自己認識からもたらされる人生の美しさの気付きを描いて

いるとのことです。

 

それを知った上で読み返してみました。

スイミーが海の中で色々なものと出会う場面に私達が生きている世界と

重ね合わせてみたりして。。。

読み手となる側の想像がどんどん広がっていくこと

間違いなしではないでしょうか?

大人としてはそのような角度からの味方もでき、子ども達はどのような

見方をするのでしょう?

きっとそれぞれの受け止め方があると思います。

そういったことも含め是非ともおすすめしたい絵本です。

by Ritsuko

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2020.06.04

Category:オススメ絵本(先生シリーズ), 年少